看護師としてどちらのキャリアパスを選択するか

看護師としての理想を叶えるために!

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どちらのキャリアパスを選ぶ?

どちらのキャリアパスを選ぶ?

看護師のキャリアパスは大きく分けて2つ。それは「スペシャリスト」と「ジェネラリスト」です。どちらのキャリアを目指すのか、自分はどちらが向いているのか、ここであらためて考えてみましょう。

スペシャリストを目指す

「特定の分野に興味がある」「今以上に学びたい分野がある」という人はスペシャリストを目指しましょう。スペシャリストを目指す人におすすめの資格が「認定看護師」です。認定看護師は特定の分野において専門性の高い知識と技術を有することを証明する日本看護協会が設ける認定資格です。また、資格を取得することで同じ職場の看護師へ指導を行う機会も得られますよ。
認定看護師を取得するためには一定の分野で3年以上の経験を積む必要があります。実務経験の条件を満たした後は認定看護師教育機関の教育課程を受けます。教育機関は全国に52ヶ所あり、それぞれの定員は15~30名です。また、希望する分野の教育機関が自分の住む地域にない可能性もあるため、早いうちから募集要項を確認しておきましょうね。認定審査は毎年1回行われ、それに合格することで資格を取得できます。5年ごとに更新が必要なので、資格取得後も常に学ぶ姿勢が求められますよ。認定看護師を取得するためには多くの時間と費用を必要とするので、資格取得支援制度を設けている職場で働くことをおすすめします。もし今の職場に制度がないのであれば転職を検討しましょう。

ジェネラリストを目指す

「特定の分野だけでなく幅広い領域で活躍したい」と考える人はジェネラリストを目指してください。一定の領域にこだわらず看護に関する幅広い知識や技術を持つ人材をジェネラリストといいます。ジェネラリストとして活躍するためには、様々な診療科で経験を積む必要があります。また、在宅看護や介護施設など、病院以外の現場で経験を積むのもいいですね。より多くの領域で経験を積むためには、あらかじめ期間を決めて部署や職場を移る必要がありますよ。その上で人脈作りも行い、所属外の診療科にも意見を述べられるポジションに就けるようになりましょう。
注意すべき点としては、待遇面で高すぎる目標を設定しないということです。ハイレベルなスキルを持つ認定看護師とは違い、ジェネラリストには自身のスキルを証明する資格が存在しません。そのため、資格手当などの理由でどうしても収入に差が生まれます。また、様々な診療科を経験するため、それぞれの勤続年数は短くなります。その結果、給与が思うように上がらないこともあるでしょう。ジェネラリストとしての道を選ぶのであれば、待遇面は多少目を瞑る必要がありますよ。

新しい環境を求めている人へ